京都山科　陵ヶ岡・鏡山　二千年の歩み

第四章

鏡山次郎　著

「京都山科　陵ヶ岡・鏡山　二千年の歩み」（2007年5月20日出版、つむぎ出版）

	第四章 山科「御陵」地域　二千年の歩み
	第四章（１）「御陵(みささぎ)」名前の由来と位置
	山科区御陵地域は、日ノ岡・北花山・厨子奥地域と共に山科盆地の北西に位置し、北は安祥寺山を介して左京区に境を接し、東は安朱・竹鼻地域、南は厨子奥・西野地域・西は日ノ岡・北花山地域と境を接している。御陵地域の北部は安祥寺の山林（現在は国有林）が占め、古くから集落は御陵地域の東西に貫通する東海道（旧三条街道＝山科北通り）沿いに発達した。 　「御陵(みささぎ)」という地名は、同地域にある天智天皇の陵（みささぎ）にちなんで付けられた。

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